億万長者のミラーニューロン

現在学んでいるビジネススクールで毎朝配信されている音声の自分用アウトプットです。

我以外皆師匠

『我以外皆師匠』とは、
 
自分以外のものは、すべて師匠である
 
という、そのままの意味だが、
 
これは、”二刀流”で有名な、
剣豪・宮本武蔵が言った言葉。
 
 
ここで言う「自分以外」とは、
 
草、木、土、生き物、果ては、
空気、太陽なども含め、
 
ありとあらゆるもののことを
指していて、

そういったものからも、
学べるものがある、
 
ということ。
 
 
今の時代は、
 
「お金を持っている人が偉い」
 
という風潮が強いが、
 
お金をたくさん稼いでいる人には、
意外と、欠けている部分がある人
が少なくない。
 
一生のうちに、100億円とか
200億円とかを稼ぐような人は、
 
そのビジネス的な成功の裏で、
 
・家族との大切な時間
・恋人と一緒に過ごす時間
 
などを犠牲にしている場合が
多い。
 
逆に言えば、そうした大切な
時間を犠牲にしてまでも
ビジネスに打ち込んだからこそ、
金銭的な大成功を収めている、
とも言える。
 
そのため、「人としての幸福」
という意味で、大きくバランスを
崩してしまっている。
 
そういう人を見ていると、
 
「お金」を持っているだけでは
幸福になれないし、
 
「お金」が全てではない、
 
と感じている。
 
なので、お金のあるなしで
人を判断しないし、
 
ファッションが格好良いとか、
悪いとかで、判断したりしない。
 
誰からでも、何からでも、
何かしら学べると思っている。
 
 
『我以外皆師匠』という意識の他に
注意しておきたいのは、
 
他人の悪口を絶対に言わないこと。
 
心理学の用語に「シャドウ(影)」
という言葉があるのだが、
 
他人への悪口や嫌な部分というのは、
実は、
 
「自分の中に眠っている嫌な部分」。
 
 
例えば、
 
「アイツは嘘つきだから嫌いだ!」
 
と言ってる人がいたとしたら、
その人自身に嘘をつく能力があるけれど
意識で抑えつけているだけ。
 
他人の悪い部分に気づける、
 
ということは、
 
その人と同じような悪い部分を
自分の中にも持っている、
 
ということ。
 
良いことであれ、悪いことであれ、
自分の中にないものは、気づけない。
  
なので、
 
「あの人は、話し方が上手いなぁ」
 
と感じるとしたら、それは、
あなたの中に、話の才能が
眠っている、ということだし、
 
「あの人は、浮気するから嫌だ」
 
と言っている人がいたら、その人は、
「浮気に気づける人」なので、
 
イコール「浮気できる人」
ということになる。
 
逆に、
 
「相手の浮気に気づけない人」というのは、
「浮気という概念すらない人」
 
だということ。
 
 
なので、
 
他人の悪い部分に気づける、ということは、
自分の中にも同じような部分が眠っている、
ということでもあるので、
 
自分の中の「シャドウ(影)」を意識して、
他人の悪口を言わないようにする方が良い。
 
それよりも、どんな人にも、良い部分や
尊敬すべき部分、学べる部分があるのだから、
そちらに目を向けた方が良い。
 
その方が健全だし、良い人間関係を
築くことができる。
 
何より、自分にとって得(徳)になる。
 
 
ということで、
 
『我以外皆師匠』という、
宮本武蔵の言葉を意識して、
毎日の生活を送っていってほしい。